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歯周病が心筋梗塞・脳梗塞を引き起こす?お口の細菌が全身に及ぼす影響

こんにちは。皆さんは「歯周病」と聞くと、歯ぐきが腫れたり歯が抜けたりする病気、というイメージを持たれるかもしれません。

しかし近年の研究では、歯周病が心筋梗塞や脳梗塞といった、命に関わる全身の病気と深く関係していることが分かってきました。

歯周病菌が「血管」に侵入する?

なぜお口の病気が心臓や脳に影響するのでしょうか。 その理由は、歯周病によって炎症が起きた歯ぐきから、歯周病菌やその毒素が血流に乗って全身に運ばれるためです。

  1. 血管への刺激: 血液に入り込んだ菌を退治しようと、免疫細胞が活性化します。
  2. 炎症物質の発生: その際、サイトカインという炎症物質が作られ、血管の壁を傷つけたり厚くさせたりします。
  3. 血栓(血の塊)の形成: 傷ついた血管の中に脂肪の塊や血栓ができやすくなります。

この血管内にできた「かさぶた」のような血栓が剥がれて、細い血管に詰まってしまうことが、心筋梗塞や脳梗塞の大きな原因の一つとなるのです。

研究で明らかになってきた事実

「歯周病になると必ず血管が詰まる」というわけではありません。
しかし、実際に詰まってしまった血管を調べると、そこから歯周病菌が発見されたという報告が多数あり、世界中で研究が進められています。

さらに、歯周病菌を飲み込むことで腸内環境が乱れ、大腸ガンなどのリスクにも関わっていると言われています。

「日頃のメンテナンス」が全身の健康を守る

歯周病を予防・治療することは、単に歯を守るだけでなく、血管の健康、ひいては全身の健康を守ることに直結します。

心臓や脳の疾患は、ある日突然起こるものです。そうしたリスクを少しでも減らすために、毎日の丁寧なセルフケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスを大切にしていきましょう。

気になる症状がある方はもちろん、健康診断のような感覚で、ぜひ一度お口のチェックにいらしてくださいね。