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小児矯正はいつから始めればいいのでしょうか?

こんにちは、ウッディタウンの宮内歯科医院です!

日ごろ診療をしていますと患者様ご自身の治療のこと以外でも相談をいただくことがあります。そのなかでも「子供の矯正治療の必要性や最適なスタートの時期はいつでしょうか?」という相談を受けることはとても多く、不安に思っておられる患者様はたいへん多いのではないかと思います。(当院では小学生のお子様を持つ保護者の方や親御様からはこのような相談や質問がダントツで多いです。)

ブログを通してですが皆様にお話しさせて頂き、少しでもお役にたてればと思います。お子様の歯並びなどの参考にしていただけたら幸いです。

子供の矯正治療の最適な時期はいつ?

子供の矯正治療は、大人の矯正治療と違って、お子様ご本人自身に明白な悩みがないことがほとんどですし、虫歯の痛みのような分かりやすい症状もないので、治療を開始するきっかけ作りも難しいですよね。

それに、人の成長はそれぞれ異なるもので、何歳になりました→矯正するなら今です!とはならないです。

★小児矯正を始める時期の目安

最適な時期を決めるには、年齢だけでなく、

  • 歯の生え変わりのペース
  • お子様それぞれの身体の成長
  • 上下の顎のバランス

など、総合的な判断が必要です。

検診などでは、同学年でも、まだたくさん乳歯が残っている子もいれば、すでに全ての歯が永久歯の子もいたりします。統計的にも男の子より女の子の方が成長が早いため、生え変わりや身体の成長も早いことが多いですが、その子たちが一概に同じタイミングで矯正治療が適応なのかは診断が必要となります。

そのタイミングの見極めは非常に大切で、早く始めると、その安心感と引き換えに通院期間は長くなりますし、遅すぎると治療期間が短く、あんまり成果が出なかったため抜歯症例になってしまうということもあります。

ですので最適な治療開始時期をお伝えすることはとても難しいですが、おおよその目安として小学校1,2年生頃に一度お子様とお会いして現状を診させて頂き、遅くても小学校4年生までに治療を開始することをお勧めしています。

★そのほかの目安

また、低学年のお子様の場合は、お口の中以外の目安として、

  • ご両親を介さなくても怖がらずにある程度直接お話できる
  • 一人でチェアに座って治療を受けられる
  • 治療開始のための検査をクリアできる

なども、治療開始の目安になります。

こちらに関しては、できる子がすごくて、できない子がダメということではなく、治療を安全に進めるため、そして何よりお子様に「歯医者さんは怖いところ」と思ってほしくないためです。治療が始まると、装置をつけるのはお子様ご本人です。

そして治療のスムーズな進行には保護者様の協力も必要不可欠ですので、ご家族皆様のお考えや価値観も、開始時期を決める上で大切な要素の1つになります。

まとめ

出来れば小学校1,2年生頃に一度お子様とお会いして現状を診させて頂き、遅くても小学校4年生までに治療を開始することをお勧めしています。小児矯正でしかできないことがあるのも事実です。しかしながら全員に当てはまるかと言われるとそうではなく、治療方法の選択を変えれば矯正治療自体は何歳からでも可能です。

ですので、焦らずにまずはご家族でよく相談してみてください。

大事なのは、お子様とご家族が「よしっ!歯並びきれいにしようね。」と気持ちが一致していること。そして何より矯正治療自体を楽しんでいただき歯並びが綺麗になっていく変化やお子様の成長をご家族皆様と共に感じ喜んでいけたら私にとってこんなに嬉しいことはありません。

また何か気になることがございましたらいつでもお気軽に相談しにきてください。

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